膝のロッキング ?

今日は、突然膝の痛みが悪化し、ロッキングのような状態を呈したクライアントのお話を紹介したいと思います。

このクライアントは元々膝が悪く、変形性膝関節症の診断で医療機関の治療を受けておられました。

 

2~3日前から膝周囲に痛みを感じていましたが、立ったり・歩いたりの動作に支障をきたすような状態ではなかったので様子を見ていたようです。しかし、外出から帰宅すると突然、膝の痛みが悪化し、立つことも・歩くことも出来ない、自分で足を動かすことも出来ない状態になってしまいました。

なんとかベッドまでたどり着きましたが、「自分の身に何が起こったのか?」「このまま寝たきりになるのではないか?」という不安を感じ、アイムズに出張施術の依頼がきました。

 

状態を確認すると

 ・じっとしていても痛い(膝の裏が痛い)

 ・膝を曲げたり伸ばしたり出来ない

 ・自分の力で足が動かせない(力が入らない)

 ・寝返りや起き上がりも痛くて一人で出来ない

 ・座っているだけでも痛い(姿勢を保つことも難しい)

 ・介助をして立っても足が着けない・膝を伸ばせない・自分で動かせない

という状態でした。

 

転んだり、捻じったり、強い力が加わったというような記憶は無く、はっきりとした発生機転は不明…

 

身体を動かすことが難しいため、出来る範囲での検査・測定を実施し、外傷などが無いことを確認したうえで、施術内容・目的・適応などについて説明した後、同意を得、アプローチを開始しました。

 

まずは腰仙関節の調整からスタート!

 

直後に、腰や太ももの筋肉の張り(医学的には筋スパズムと言います)が軽くなり、膝の曲がる範囲が拡大!

次に、膝のお皿の動きを確認しながら伸ばしていくと、痛み無く完全に膝を伸ばすことが可能に!

力は入りにくいものの、自分で足を動かすことも可能になったので、動作の確認をすると、寝返りや起き上がり・座位時の痛みが軽くなり、一人で動けるようになりました。

しかし、体重をかけると膝に痛みが出現し、完全に伸ばすことが難しいため、一人で立ち上がり歩くことは出来ませんでした。

立位動作の問題と、膝を曲げる時の関節の動きに問題が残りましたが、筋スパズムや関節の状態を確認し、初回の調整はここまでと判断。

翌日に訪れる事を約束し、終了としました。

 

 

翌日訪問し状態を確認すると、前日の施術後痛みが軽くなり、「徐々に足が動くようになった」「座ることまでは痛み無く出来るようになった」という報告を受けました。

 

関節の動きの状態と力の入り具合を確認し、介助にて立ち上がってもらうと、

 ・体重をかけての立位保持が可能!

 ・足踏みも可能!

 ・でも、少し膝周囲に痛みを感じる!

とのこと。

無理に歩かせず施術用ベッドに移ってもらい、腰仙関節や膝関節をはじめとする関節の調整を開始。

調整後、筋スパズムの消失と関節内運動の拡大が得られたので歩いてもらうことに!!

 

すると… 

 ・1本杖での歩行が可能!

 ・そしてなんと、杖無しで一人で歩くことがが可能になりました (^^)

 ・痛みは全く無し (^^♪

日常生活の動作が問題無く行えることを確認して2日目を終了。

 

3日目、電話にて状況を確認すると、全く痛みは無く、歩きも杖無しで可能、階段の上り下りや床からの立ち上がりも問題なく行えているとのこと! 

「いつもの状態に戻りました」という言葉を聞き一安心。 

 

良かった~ (≧◇≦)

 

 

今回クライアントに起こった現象の発生機転は分かりませんが、変化の過程から考えると、腰仙関節もしくは膝関節に「くじき(strain)」が起こり、膝にロッキングのような状態が生じてしまったと考えられそうです。

ぎっくり腰のブログで説明している「くじき(strain)」と同じと考えれば、関節の動きを元に戻せば状態は改善します。

関節ファシリテーションは、この「くじき」を解決する最も適した技術です。

 

 

クライアントの笑顔が見れて、今日も感謝!

 

関節ファシリテーション(SJF)に感謝! (^^♪

※施術効果には個人差があります


アイムズ(医科学研究所)は、健康情報の発信と共に、体のメンテナンスやコンディショニングのお手伝いをさせて頂いています。

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