臼蓋形成不全

今日は、右股関節の痛みが急に強くなり、歩けなくなったクライアントの話を紹介したいと思います。

 

このクライアントは、6年前に医療機関を受診し、右股関節の臼蓋形成不全と診断されました。その後は、定期的な医師の診察と、週1回のリハビリ(理学療法)を受けるために通院されていました。

 

リハビリは、5分ぐらいマッサージのようなことをした後、マシーンを使っての自主トレ(筋トレ)をして終了…

これを6年間続けていました Σ( ̄□ ̄|||)

担当のセラピストは、

「力が弱いので痛みが出ています。力を強くしましょう!」

と言い、治療方針が6年間変わることは無かったようです…

クライアントはセラピストの言葉を信じ、真面目に通院していましたが、痛みに大きな変化は認められませんでした (T_T)

この医療機関は地域でも有名な所で、リハビリには全国的にも名の知れたセラピストが在籍している施設です。

そこで行われていることが これでは… 残念です⤵

 

長く通院しているにもかかわらず状態に変化が無いため、知人がアイムズを紹介していたようですが、クライアントは医療機関の治療を信じていたので来院されませんでした。しかし、右股関節周囲の痛みが強くなり、足を着くことも歩くことも出来なくなったことをきっかけに、これまでの治療方針に疑問を感じ、当院での施術を受ける気持ちになったようです。

 

初めて来院された時は、

・当日の朝、痛みが少し軽減し、なんとか歩くことが可能

・右足への荷重は不十分

・歩く時、体が軽く前屈みで左右方向への動揺(Duchenne歩行?)が認められる

・歩く時、右股関節を後ろに伸ばす動きが少ない(代償動作あり)

・右股関節周囲の痛みが強い

・右股関節の動く範囲が狭い

・骨盤~太ももにかけての筋肉の張りが強い(右>左)

など多くの問題が認められました。

 

各種測定および検査を実施し、 当院での施術内容・目的・適応などについて説明した後、同意を得、アプローチを開始しました。

 

まずは腰仙関節の調整!

右の腰仙関節に側屈という動き(横に倒す様な動き)を入れた瞬間!

クラッキング(cracking:関節内轢音)が認められました。

やっぱり腰仙関節の動きに問題があったんですね~ (^^)

 

腰仙関節の調整後、歩きを確認すると体重をかけた時の痛みが無くなり、歩き方に変化が認められました。

体の前屈みは消え、左右への動揺も無くなりました(Duchenne歩行無し・Trendelenburg's sign無し)。

 

「急に痛くなる前の歩き方に戻りました」という言葉を聞き一安心。

良かった~ (≧◇≦)

 

足が着けないほどの股関節部の痛みは、腰仙関節の問題で起こっていたんですね ( ◠‿◠ ) 

 

今回急に悪化した痛みの問題は腰仙関節の調整で解決しましたが、右股関節の問題(動く範囲の狭さ等)は残っています。

今後も調整を継続し、動く範囲の拡大と更なる歩容の改善を目指していきます。 

 

 

クライアントの笑顔が見れて、今日も感謝!

 

関節ファシリテーション(SJF)に感謝! (^^♪

※施術効果には個人差があります


アイムズ(医科学研究所)は、健康情報の発信と共に、体のメンテナンスやコンディショニングのお手伝いをさせて頂いています。

情報を知りたい、体のメンテナンス・コンディショニングをしたいという方は、アイムズまでお気軽にお問い合せ下さい。