医師から
「一生治りません!」
「あとは人工関節の手術しかありません!」
と言われたクライアントの話を紹介したいと思います。
このクライアントは、左肩の痛みと重度の可動域制限、両股関節周囲の痛み(左>右)、背部~腰部の痛み、ふくらはぎ~足部の痛みの訴えで来院されました。
来院時、左股関節周囲の痛みがひどく、
・10分以上連続で座れない!
・座った後に立ち上がって歩き出すと、痛みがひどくてまともに足をついて歩けない!
・じっと立つことも痛くてできない!
・長く歩くこともできない!
という状態でしたので、待合室でも常に立っており、じっとしていられない様子でした。
頭痛や気分不良も重なり、睡眠不足や食欲の低下など自律神経の不調と言える症状も著明に出現していました。
クライアントに話を聞くと、
「医者には、"左肩は一生治りませんので、あとは人工関節を入れるしかありません" "人工関節にすれば良くなります" "両股関節もいずれは人工関節にしないといけません" と言われました。病院で言われた通りの治療をしてきたのに悪くなるばかりで、最終的に人工関節しか治療法が無いと言われ、何を信じて良いのか分かりません。もう、医者や病院のことを信じることが出来ません。」
という、かなり厳しい意見をいただきました。
医療の世界に身を置いていた一人として、申し訳なく、悲しい想いを感じずにはいられませんでした…(T_T)
クライアントの状態を少しでも改善させ、笑顔のある日常を取り戻すサポートを全力でする!
と誓い、アイムズでの施術を開始しました。
身体状況を確認すると、
・左肩は、自動運動で屈曲角度0°~40°(運動時痛あり)、外転角度0°~30°(運動時痛あり)
・両足を伸ばすことが出来ないので仰向けはとれない(腰痛出現、痺れ出現)
・全身の筋肉に硬さがあり(医学的には筋スパズムという)、少し触れるだけで痛みの訴えがある
・全身に痛みがある(特に左側に強い)
・なんとか横向きは取れる
という状態でした。
かなり難しい状態でしたが、愛護的に関節の調整を進め、なんとか触れる部位のみの施術を終了することが出来ました。
再度、身体状況と動作確認をすると…
・両足を伸ばした状態での仰向けが可能となる (痛み・痺れ無し)
・左肩の自動運動角度:屈曲0°~80°(運動時痛あり)、外転0°~45°(運動時痛あり)に改善
・10分以上の座位保持が可能となる
・立ち上がり~歩き始めの逃避性跛行軽減
・全身の痛みが軽減
という変化が認められました!!
「今日の施術で変化した痛みや動きの問題は、関節に動きの不具合が生じて出現していたものだったみたいですね」と、クライアントに伝えると…
驚きと怒りの感情が溢れているようでした (>_<)
2回目の調整は11日後に実施しました。
まず現状を確認すると
・左股関節周囲の痛みが軽減(初回来院時の痛みを10とした時、3ぐらいまでに軽減している)
・両足を伸ばした状態での仰向けが可能となったままである (痛み・痺れ無し)
・夜、痛みで起きなくなった
・左肩の自動運動角度:屈曲0°~80°(運動時痛無し)、外転0°~40°(運動時痛無し)
初回の調整後の状態がかなり維持されている !(^^)!
順調! 順調!
全身の痛みが軽減していることで、2回目の施術は必要と考えられる全ての関節を触ることが出来ました。
直後の反応は、
・全身の痛み著減
・長時間の座位保持およびソファーでの座位が痛み無く可能となる
・歩き始めの下肢の痛みが消失
・逃避性跛行消失
・表情が明るくなり、笑顔が見られるようになる!
というものでした。
これまでの結果を見て、改めて関節ファシリテーションの素晴らしさと凄さを実感しました!
そして、関節という器官の重要性を再認識させられました。
宇都宮 初夫 先生から教えて頂いた
「患者こそ師!」
この言葉を再度胸に刻み、目の前にいるクライアントに真摯に向き合い、努力していくことを改めて誓うことが出来た事例でした。
このクライアントは、痛みが著減し、日常生活や仕事も可能となりましたが、左肩の可動域制限が著明で今後もアプローチを継続していく必要があります。
一生治らないと言われた左肩がどうなったのか⁈
また報告したいと思います。
ちなみに、今のところかなり順調に改善していますよ (^_-)
痛みの原因は色々あります。
関節の動きの不具合で生じる痛みもあります。
あきらめずに様々な角度から検討していくことが大事です!
このブログが ❝痛みの原因を考える❞ きっかけになってくれると嬉しいです (^^)
そして、アイムズに興味を持たれた方は、お気軽にお問い合わせください。
最善の方法を一緒に考えていきましょう!
連絡をお待ちしています。
※施術効果には個人差があります
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